韓国の車両2部制2026:通勤代替手段5つのコストと実用性を比較

生活経済4月5日· 7分で読める

4月8日から、韓国の公共機関で車両「2部制(ホルチャクチェ=奇数偶数制)」が始まりました。ナンバープレートの末尾が奇数なら奇数日だけ、偶数なら偶数日だけ通勤に車を使えます。約1万1,000の公共機関が対象で、「マイカー通勤が週の半分できなくなる」現実が目の前に来ています。

この記事では、車が使えない日の通勤代替手段をコスト・所要時間・実用性の3軸で比較します。

2部制・5部制の仕組みと対象を30秒で確認

2026年4月8日から施行された制度は大きく2つあります。

制度 対象 ルール
2部制(奇数偶数制) 中央省庁・公共機関・地方自治体・国公立学校など約1万1,000機関 ナンバー末尾が奇数→奇数日のみ運行、偶数→偶数日のみ
5部制(曜日制) 公営駐車場約3万カ所(約100万台分) 月曜=末尾1・6、火曜=末尾2・7…のように曜日ごとに制限

電気自動車(EV)・水素自動車(FCEV)は両制度とも免除です。障がい者・妊婦同乗車、緊急車両も対象外。公共機関職員が3回違反すると懲戒処分の対象になります。

実行ポイント: 自分の車が対象かどうかは、ナンバー末尾の数字と出勤日の奇数・偶数を照合するだけ。EVオーナーなら制限ゼロです。

通勤代替手段5つをコスト比較

車が使えない日、現実的に選べる手段を月額コストで比較しました(ソウル首都圏、片道10km前後を想定)。

比較表

地下鉄+バス(K-Pass利用)3.5万〜5.5万約3,800〜6,00040〜60分駅近の人
カープールアプリ5万〜8万約5,400〜8,70030〜50分同方向の同僚がいる人
電動キックボード+地下鉄4万〜7万約4,300〜7,60035〜55分ラストマイルが遠い人
タクシー配車(カカオT等)15万〜25万約1.6万〜2.7万20〜40分急ぎ・雨の日
在宅勤務000分制度がある職場

意外な盲点: 地下鉄+バスが最安に見えますが、2026年から始まった「K-Pass モドゥのカード(定額制)」を使うと、月6万2,000ウォン以上の交通費は超過分が100%還付されます。つまり、通勤距離が長い人ほど定額制の方が得になる逆転現象が起きます。

カープールアプリの選び方と注意点

韓国では出退勤時間帯のカープール(相乗り)は合法的な有償運送として認められています。主なアプリは以下の通り。

アプリ 特徴 料金体系
プロス(POOLUS) カープール専門No.1 2026年3月〜チップ制(0〜5万ウォン)
カカオT カープール カカオエコシステム連携 タクシーの約70〜80%水準
ネカー(NeCar) 出退勤特化マッチング 燃料費折半が基本

カープールの最大のメリットは通勤時間がほぼ変わらないこと。デメリットはマッチング不安定性で、雨の日や早朝は相手が見つかりにくい場合があります。

実行ポイント: まずは同僚に声をかけてみること。アプリを使う前に社内で同じ方面の人を見つければ、マッチング率も安定度も格段に上がります。

電動キックボード+地下鉄「ラストマイル」戦略

自宅から駅まで、あるいは駅から職場までの「ラストマイル」に電動キックボードを組み合わせる方法が注目されています。

現在ソウルで利用できる主な共有キックボードサービスは**Beam(ビーム)**など。料金はロック解除約500ウォン+1分あたり約150〜180ウォンが相場です。片道15分の利用で約2,700〜3,200ウォン、月20日で5万4,000〜6万4,000ウォン程度になります。

ただし注意点があります。

  • 電動キックボードは「原動機付き」扱いのため、自転車専用道路は走行不可(違反時は過怠料)
  • 真夏・真冬・雨天は現実的に厳しい
  • ヘルメット着用が義務(2024年強化)

通年で使える手段ではないため、天気が良い春・秋のサブ手段として位置づけるのが現実的です。

実行ポイント: Beamアプリで自宅・職場周辺のキックボード配置状況を事前に確認。朝7〜8時台は台数が少ないエリアもあります。

EV・水素車なら制限ゼロ — 免除を最大限活用する

2部制・5部制の両方が免除されるのは電気自動車と水素自動車です。すでにEVを持っている人はもちろん、これから購入を検討している人にとっては大きなメリットになります。

2026年の韓国EV補助金は車種により最大780万ウォン(国費)+地方補助が加算されます。加えて、公営駐車場の5部制免除により駐車の自由度も確保できます。

一方で、充電インフラが自宅・職場の両方に整っていないと、通勤用としては不便です。購入前に職場の充電器の有無を必ず確認してください。

実行ポイント: EVを持っていなくても、カーシェア(ソカー等)でEVを借りれば5部制の公営駐車場制限を回避できます。

在宅勤務を上司に提案する3つのコツ

車が使えない日だけ在宅勤務ができれば、コストはゼロです。ただし「車の規制があるから在宅にしたい」だけでは上司を説得しにくいのが現実。

  1. 生産性データを添える — 在宅勤務日のタスク完了率や集中時間のログを1週間分まとめて提示
  2. チーム全体の提案にする — 「私だけ」ではなく「2部制対象メンバーで交代制在宅」と枠組みを作る
  3. 試行期間を設ける — 「4月中の2週間だけ試して効果を測定しましょう」とハードルを下げる

韓国の公共機関では2部制施行に合わせて在宅勤務・時差出勤の弾力的運用を推奨する方針も出ています。民間企業でも「エネルギー節約」という大義名分を使えるタイミングは今です。

まとめ — あなたに合った通勤代替プランの選び方

2026年4月8日施行の車両2部制で、公共機関の通勤者は週の約半分、マイカーが使えなくなりました。最もコスパが良いのはK-Pass定額制を使った地下鉄+バス、最も時間効率が良いのはカープールです。

今日からできる3つのアクション:

  1. K-Passアプリで「モドゥのカード(定額制)」に切り替え — 月15回以上利用で交通費20〜53%還付
  2. カープールアプリ「POOLUS」か「カカオT」をインストールし、同方向の通勤者を検索
  3. EVオーナーは自動車管理法の免除対象を確認し、制限なしで通勤可能か再チェック

制度の詳細は大韓民国政策ブリーフィングで最新情報を確認できます(2026年4月基準)。


出典

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